雪が融けて雑草が倒れてる今時期がチャンスで、数十年経ったいまでもなんとなく当時の道路の名残があってそれなりに歩きやすいが、泥濘があるのでゴム長が必須なのは言うまでも無い。
メインの通りの両側には住居跡があって基礎の束石が墓石のようにいまでも残っている。
ここらで超要注意なのが便槽で、埋めることもなくそのままなのでヤバイ。
このような状況の中、500mほど進むと企業の寮が見えてくる。
寮の周りにも何か建物があったようで藻に覆われた基礎がむき出しになっていた。
この寮の見所はこの天井で、今にも崩れてきそうである。中に入るのはマジ危険、まぁ中に入ったところで得るものは無いほど荒れている。
ここからさらに進む。
車を置いて800mほど歩いてたどりついた浄水場、おじさんはもうクタクタであるw。
鉄筋コンクリートで作られ左側には浄水するサイロのような円柱形の建物がある、写ってはいないが、右側の大きなタンクが2機あった。
中は機材は外されパイプだけが残されていて色気のない世界がじつにノスタルジックで美しい。この手の施設は決まって照明がぶらさがってるのは止めネジが腐食して落ちちゃうからですね、よく見かけます。
壁に塗られていた白い塗料も劣化して剥がれ、うっかり触ると真っ白になります。剥がれた壁面に現れたひびの模様も素敵です。
事務所というか詰め所には操作盤があり懐かしの石炭ストーブが真っ赤に錆びて佇んでいた。
窓からは優しい光が差し込み、当時この窓からはどんな風景が見られたのだろう、今では自然に生えてきた木々と雑草と川だけの人を寄せ付けない世界になってしまった。
円柱形の建物の中はよくわからないが、撹拌するような設備になっている、水をきれいにする設備なのだろう。さすがにこれ以上は進めず。
とまぁ新たな廃墟を満喫させてもらいました、自分の町の発展の礎になった先人たちの職場をこのような形で拝見できて非常にありがたく楽しいひとときでした。
なお、帰り道もしんどくて若い相棒に置いていかれる事案発生・・まってくれー。
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