2015年5月28日木曜日

俺氏、鹿の屍にビビる

さて山の雪もすっかり融けて新緑が美しく廃墟めぐりのシーズン到来です。
まぁ、「身体を軽~く慣らしてくっかー」ってことで年に2~3度は訪れる廃墟へGOですよ、廃墟難易度「弱」

お久しぶり、今年もよろしくお願いします!ですよ。新緑と大きく口を開けた建物が迎えてくれました、相変わらずでなにより。


地元は産業遺産はたくさんありますが、なかでもここの美しさは群を抜いてます、なんとも幾何学的で用途がまったくわからない基礎コンクリが実に美しい。


コンクリートから垂れ下がる物質や劣化した肌、美しく輝く苔など、フォトジェニック!
時折どこからか「バサッ」とか「ホーホ・・ホッホー」とか聞こえますが気にしない。


2階です、ここから見るとなんとも美しい。見る角度、場所によっていろいろな表情を見せてくれます。(興味ない人は同じに見えるだろうけど)


素敵だ・・素敵すぎる!「庭園」と名付けよう。


破壊された壁にぶら下がるコンクリートの固まり、もう何年も変わらない。でもいつか急激に崩壊する日がくるだろう。


移動する自分の足音と息づかいが響きわたる。


一番端の部屋になぜか鹿の屍があって骨だけになって横たわってました。
去年はなかったので、ここらが冬期通行止めになってからの事だと思われますね、足がその辺に散乱してましたが、身体の骨はまとまっていることを考えると怪我か病気で死んだ鹿がそのまま風化したのかなぁと前向きに考えたりしますが、実際はわかりません。キツネは鹿を襲わないと思うし、外敵に襲われるとしたら・・熊?・・・。
でもこの辺で熊の目撃例はないんだが・・と真相はわからないのですが、心細くなり撤収しました。また行きますけどね。

2015年5月7日木曜日

T炭鉱地区浄水場探索

かれこれ10日ほど前になるが、某T炭鉱地区にある浄水施設へ行ってきた、もちろん廃墟。

雪が融けて雑草が倒れてる今時期がチャンスで、数十年経ったいまでもなんとなく当時の道路の名残があってそれなりに歩きやすいが、泥濘があるのでゴム長が必須なのは言うまでも無い。
メインの通りの両側には住居跡があって基礎の束石が墓石のようにいまでも残っている。
ここらで超要注意なのが便槽で、埋めることもなくそのままなのでヤバイ。
このような状況の中、500mほど進むと企業の寮が見えてくる。


寮の周りにも何か建物があったようで藻に覆われた基礎がむき出しになっていた。


この寮の見所はこの天井で、今にも崩れてきそうである。中に入るのはマジ危険、まぁ中に入ったところで得るものは無いほど荒れている。
ここからさらに進む。


車を置いて800mほど歩いてたどりついた浄水場、おじさんはもうクタクタであるw。
鉄筋コンクリートで作られ左側には浄水するサイロのような円柱形の建物がある、写ってはいないが、右側の大きなタンクが2機あった。


中は機材は外されパイプだけが残されていて色気のない世界がじつにノスタルジックで美しい。この手の施設は決まって照明がぶらさがってるのは止めネジが腐食して落ちちゃうからですね、よく見かけます。


壁に塗られていた白い塗料も劣化して剥がれ、うっかり触ると真っ白になります。剥がれた壁面に現れたひびの模様も素敵です。




事務所というか詰め所には操作盤があり懐かしの石炭ストーブが真っ赤に錆びて佇んでいた。
窓からは優しい光が差し込み、当時この窓からはどんな風景が見られたのだろう、今では自然に生えてきた木々と雑草と川だけの人を寄せ付けない世界になってしまった。


円柱形の建物の中はよくわからないが、撹拌するような設備になっている、水をきれいにする設備なのだろう。さすがにこれ以上は進めず。

とまぁ新たな廃墟を満喫させてもらいました、自分の町の発展の礎になった先人たちの職場をこのような形で拝見できて非常にありがたく楽しいひとときでした。

なお、帰り道もしんどくて若い相棒に置いていかれる事案発生・・まってくれー。